ネットの力で有名になれる現代
海外ではIT技術とアート作品がコラボレーションした作品が見られます。アート作品を制作しようとパソコンでデザインしたものから、逆にIT機器をアーティスティックにデザインしたものなど、近未来的な作品がたくさん作られています。
日本でそうした物を制作して、またお金にしようとするとまず芸術系の大学を卒業して芸術家を名乗らなければならないことがほとんどです。別に仕事をしていて趣味でこうしたものを作っても、それは評価に繋がりにくいのです。芸術系の大学を卒業して、芸術家としてやっていなければ評価が得にくいので、芸術家の卵たちは道を諦めて別の道へ進み生活していくしかない、という現状があります。
もちろん芸術というのは答えもないし、批評家がその価値を認めないと素晴らしいものとして認識されないということが起こります。何も知らない私達が素晴らしいと褒めたとしても、それは単なる感想になり世間的な評価にはつながらないのです。しかし、それもIT技術の発展により少しずつ改善されてきていると思います。
それは、一般人の発言力というのが増してきているからです。ネットで面白いことをつぶやけばそれに対しての反応がたくさんくる。素晴らしい動画を上げればそれが噂になり企業が目をつけてそれで歌手としてデビューするということもあるのです。今までは受け身であった視聴者側、消費者側はネットの力を借りることにより能動的になることが出来るのです。