魅せるセンスについて

ITによる魅せる仕事は、クリエイティブな発想に基ずくもので、自分にしか存在しない世界でたったひとつのセンスによって、その人独自の製品が出来上がっていくのだと思います。

そうして考えると、ITの仕事は創造性を駆使していく仕事であるだけに、プライベートで創造性がオフになった私生活と比べて、製品開発に対しての情熱が創造性を活かすために必要な自己主張の許容範囲が広がった視野の状態で商品開発に打ち込めます。
それだけ、自身の実力が製品に対して反映されていきやすいということです。

いいものを作ろうとする意欲こそが製品を作る過程において、どういう風にしたら皆に格好よく見えるのか、または印象的に記憶に留めてくれるのかを常に意識していることだと思います。
それが、自身の持ち前のセンスとデザインとの融合によって完成された製品が、実際に店頭に並ぶなどの多くのお客の目に触れる場面で起こる、最終的な客観的な評価へと移行していくのです。

いいものを作ることは、日本伝統のものづくりという代名詞の看板を背負うことに等しいのです。
日本の誇りを賭けて製品開発に打ち込む技術者は、そうした代名詞に対して最高のものを完成させるという大いなる誓いを立てていることでしょう。
何かを作り上げることは科学の発展に繋がる技術も大事ですが、デザインによる魅せる技術というのも同じくらいに大事だと思います。
お客に気に入ってもらう第一段階は、いつの時代でも見た目の印象から始まることが少なくないのです。

このように、各々がもつ創造性をさらに豊かにしていくことで、自分が思っていた以上の大規模な仕事のチャンスに巡り合うこともできるでしょう。